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01.海外でのフラップゲートの盗難について

相談内容
フィリピンでフラップゲートを設置したいが、盗難被害にあわないか心配。

問題の整理

  • 海外では金属製品の盗難被害が多発している。
  • 設置場所の水深が深く、標準のプラスチック製品では強度不足である。

解決方法

  • 主要部材をFRPとしながらも、特殊設計で水深条件をクリア。
  • 要所で使用したステンレスは、金属だと分かりにくくするため黒色塗装とした。

扉体、戸当りの材質をFRPに。
ヒンジをステンレスと分かりにくくするため黒色塗装

設計水深6.5mに対応できるように特殊設計。

※フィリピン政府より高評価をいただいています。

※フィリピン政府より高評価をいただいています。

02.トンネル用ウィープホールのメンテナンス

相談内容
トンネル用ウィープホールの設置から30年が経過して、フィルターが目詰まりしてしまった。
交換ができない為、新しいウィープホールを設置したいが、目詰まりしてもメンテナンスできる製品はないか。

問題の整理

  • 従来品ではコンクリートに製品を埋め込むため、設置後はフィルターの清掃、交換はできない。
  • 地山側には地下水があり、削孔箇所から勢いよく湧水が出てくるため、施工が難しい。

解決方法

  • サヤ管とウィープホールの二重構造にし、将来的に取り外してメンテナンスが可能な構造とした。
  • 水膨張ゴムをつけることにより、湧水があっても施工可能とした。

03.堤防天端の点検孔開発

相談内容
傾斜堤を施⼯した際、盛⼟のため年数を重ねるにつれ、沈下する可能性がある。
地盤沈下の検査のため、φ100の点検孔を設けたいが、⾬⽔の侵⼊を防ぐため蓋をつけたい。
また海側からのウォーターハンマーが懸念される。

問題の整理

  • ウォーターハンマーの際、蓋が⾶んでいく可能性がある。
  • ⾞両が⼊るため、重量に耐える強度が必要。

解決方法

  • 鋳鉄製にすることにより、⾞両の乗り⼊れにも耐えれる構造にした。
  • ロック機能を設け、ウォーターハンマーで蓋が⾶ばない設計にした。
    また盗難防⽌の機構を設け、開閉器を持っている管理者のみが蓋を外せるようにした。
点検孔イメージ
据付後現場写真

04.設置スペースがない場所へのゲート提案

相談内容
車道に面した桝にゲートを設置したい。
交通の妨げにならないよう桝内に収めたいが、ゲートの設置場所が路面に近く、ゲートが桝から飛び出てしまう。

問題の整理

  • 交通の妨げにならないよう、図1のようにゲートを桝内に収めなくてはならない。
  • 扉がスライドするためフレームに長さが必要だが、図2のようにフレームを伸ばすと桝外に飛び出てしまう。

解決方法

  • 図3のようにフレームを下方向へ伸ばし、開放時は扉を下へスライドする構造にした。
  • 扉の動きを通常とは逆にすることで、上部へのスペースが必要なくなり、桝内に収まる構造となった。

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